それでは毛玉諸君、これにて失敬

日々の精進を備忘録的に綴ります。

統計検定2級合格しました!!!!!!

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11/30の統計検定2級(CBT方式)で無事に合格することが出来ました!
ここ1か月くらいずっと取り組んできたのですが、良い結果でとても嬉しいです。

今後、統計検定2級を受験する方々の為に少しでも参考になるかと思い、あと後生のために取り組んだ内容を振り返ってみようと思います。

基礎パラメータ

僕:地方国立大学院卒(化学)
先月、数学検定準1級(1次のみ合格)の勉強をしていたので積分は出来る(確率変数の計算に簡単な積分が必要)

受験の経緯

データ分析の勉強をする上で、統計学は避けては通れない存在だと認識していました。
数学検定の勉強が一段落し、手持ち無沙汰になったので受験を決意しました。

~50時間くらいの勉強時間で合格した方をチラホラ見かけたので、ダラダラするのはよくないと思い、
受験日は1か月後に設定し勉強を始めました。

1週目

勉強方法を調べると、殆どの方が統計WEBをやっていました。
bellcurve.jp
なので右に倣え精神でとりあえず1周しました。
2級の範囲が過不足なく含まれており、練習問題もあるのでいい感じでした。

後から気付きましたが、統計WEBの内容を完璧に理解すれば余裕で合格できます。

2週目

BellCurveが出版している統計検定2級の模擬問題集1~3に取り組みました。
僕がやったタイミングではAmazon Unlimitedで無料で読めました(今はどうかな?)。
この問題集は統計WEBを運営している㈱社会情報サービスの社内向け勉強会で使用した資料が元になってるそうです。
なので1~3で検定範囲が網羅出来るようになってます。

問題のあと、すぐに解答があるので非常に勉強しやすかったです。
統計量や有意水準の範囲の計算などはこの問題集を行うことで身に付けることが出来ました。

3週目~4週目

模擬試験用で過去問(6回分)を購入し、解けなかったところをひたすら復習する形で勉強しました。
6回やりましたが合格ラインの6割を行ったり来たりという結果で非常に憂鬱になったのもこの頃。
あとは統計学入門(通称赤本)を購入し読み進めました。
ただ、大半が基礎的な内容のため、実践から学ぶタイプの僕にはかなり辛い作業でした。。。
統計WEBと内容が重複している部分も多く、復習にもなり、
練習問題も中々歯ごたえのある問題が揃っていたので内容はとても満足しています。

あと普段の業務で重回帰分析を使用してデータ分析などを行ってました(勝手に)。
この手法が流行るか分かりませんでしたが、分析データの理解にはとても役立ちました。

よく試験に出るなと思った問題など

・箱ひげ図、散布図、コレログラムの読み取り
・確率変数の計算(期待値、分散、相関係数、共分散の計算)
・二項分布、ポアソン分布、幾何分布、指数分布の期待値、分散値計算
正規分布、t分布、χ二乗分布、F分布を用いた検定
・条件付き確率計算
・標本調査の方法、研究の方法(実験研究、観察研究)、フィッシャーの三原則
・回帰分析結果の読み取り
・一元配置分散分析

これらの範囲について、実践的に使えるかどうかが試験で求められます。

本番の注意事項

CBT方式では持ち込める物は電卓(関数電卓は×)のみ、計算用紙(書き込めるのは表のみ、2枚)とサインペンは支給されます。
計算用紙が足りなくなった場合は使用済の用紙と交換になります。居酒屋のグラス交換制かよ。。
あとで見直そうと思って用紙にメモしていたので計画がダダ崩れでした。
しかもサインペンなのでそれほど文字を細かく書くことも出来ません。
この辺はかなりストレスでした。

持ち込む電卓は√計算が出来るものにしましょう。絶対に!
僕は当日電卓を忘れてコンビニで購入しましたが、√ボタンがありませんでした。
ひたすら数字を入れて2乗する作業、、、だいぶ時間をロスしました。
記事冒頭に試験結果を載せてますが、セクション3の結果が非常に悪いのは時間が足りなかったせいでもあります(ホントか?)。
まぁ僕にとってはいいハンデですよ(何が?)。
暗算だけは絶対にオススメしません。

普段関数電卓を多用する方は本番用の電卓を使用する練習もしておくといいかもしれません。

反省点

様々なデータに対して、何が求められているのか、何の計算が必要かという部分の理解が足りませんでした。
(「t検定やって?」と言われれば出来るけど問題を見て「これはt検定っ!!!」とはならない)
演習の時に意識して取り組めば良かったと思いました。
あと試験勉強を始めると同時に天鳳にもドハマりして勉強時間を確保するのが大変でした。