それでは毛玉諸君、これにて失敬

日々の精進を備忘録的に綴ります。

2022年振り返りポエム

年末なので今年を振り返りたいと思います。

転職した

2年弱勤めていた受託分析系の会社を6月末に退職しました。

統計検定2級とkaggleのチュートリアル程度の経験しか持たない自分がなぜ入社できたのかは未だに謎ですが、システム開発のPoCや分析、レポーティングなどたくさんの案件に携わることが出来ました。
また、自分と同じく未経験で入社された同僚とキャリアについて一緒に悩んだり、物理や天文学の分野で研究活動をされていた統計激つよの先輩方の指導の元、輪読会を行ったり等々、刺激的な日々を送ることができ、

、、、とまぁ振り返ると良かった点はたくさんありますが結局退職してますので、ここから退職を決意した理由を述べていきます。

1. 主体的に業務が出来ない

これは受託分析という業態では仕方のないことかも知れませんが、自分が担当した案件は、

  • 依頼を受ける(抽出作業、分析など)
  • 納品物を提出する
  • 品質に問題なければ特にフィードバックもなく終了

というサイクルが主であり、「何のために必要か」「何を知りたいのか」「自分たちの納品物を元に行った施策の結果どうなったか」といった情報は自分たちのところには降りてきません。
そのため「遅延なく納品する」ための仕組みづくりは数多く経験できたのですが、「分析の質を上げ、より良い施策立案に貢献する」という本来自分がやりたかったことが出来ず、フラストレーションが溜まっていました。
依頼元との信頼関係をより深める、契約を見直す、などで改善することは出来たのかもしれません。
ただ、膨大な労力と時間が必要であり自分のチカラだけでどうにもならないこともたくさんあったので、場所を変えたほうが手っ取り早いという結論に至りました。

2. 案件ガチャ

1の理由だけならば、担当案件を変えてもらえば解決します。
自分が特定の分野において高いスキルを持ち、なおかつその分野の案件が来た場合は必然的にアサインされるだろうと考え、資格勉強など自主的に行っていました。
ただ、アサインに関しても自分でコントロールすることは難しく、そもそも自分の興味ある分野の案件が来るかどうかも分かりません。
(業界内で有名、とかだと話は別ですが。というかその場合はもはや起業したほうが良い)

結局自分の中で、
今の会社で自分が望む仕事をするための労力 > 転職する労力
という考えに落ち着き、転職を決意しました。


で、昨年の12月頃から4ヶ月ほど転職活動を行い、7月から事業会社にデータアナリストとして入社することが出来ました。
社名はここでは伏せますが、qiitaやgithubの所属で察してください。
決め手となったのは、

興味のあるデータがたくさんある

でした。毎日データを眺めているだけで楽しいです。
先輩社員の方々は経験豊富ながら好奇心旺盛で、毎日なにか面白いことをしようと企んでいる人ばかりという、自分が最も憧れるタイプの人ばかりです(誰かが「心が中学生」と言っていましたw)。
現状そこまで貢献出来ていないので、来年は「こいつは俺がつくった」と言える何かが出来るように頑張りたいです。

資格

今年は3つの資格にチャレンジしました。
結果は、、、

2月 AWS SAA 合格
9月 個人情報保護士 不合格
11月 統計検定準1級 不合格

と負け越しです。統計検定はあまりにも悔しかったので戒めとしてデスクの前の壁に貼っています。

資格取得は前職でのアサイン確率を上げるため、転職活動のためにと思っていたので今後はそこまで重要ではないかと思っています。
ただ、体系的に学ぶ機会として大学進学以外の唯一の方法だと思っているので、何か学びたいことがあれば今後も積極的にチャレンジしていく所存です。
早速統計検定1級は来年チャレンジしたいと思っています(準1級は範囲が広すぎてリベンジする気にならない)。

kaggle

これも資格取得と同様のモチベーションで臨んでいましたが、特に何の成果も得られていません。
自分の取り組みを他の参加者と比較して振り返ると、

  • 試行回数
  • 復習

という点は改善の余地ありと思いました。
kaggleをすることでしか得られない栄養素がたくさんあるので、今後は結果にあまりこだわらず(でもメダルはほしい)、マイペースにすすめていきたいです。

読んだ本

積読はたくさんありますが1冊1冊の内容が濃すぎて中々はかどってません。
印象に残っているものだけ紹介します。

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

webについての基礎的な知識はこの本から得ることが出来ました。お仕事でも大いに役立っています。

佐久間宣行のずるい仕事術――僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた

佐久間さんのラジオ、1年前くらいから聞き始めたんですがテレビ制作の裏話やエンタメの話などめちゃくちゃ面白くて欠かさず聴いてるんですが、この本ももれなく面白かったです。
佐久間さんのお仕事に対する向き合い方はどんな業界でも参考になると思いました。

良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 ―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方

以前個人開発で書いたソースコードが序章のアンチパターンを全部踏んでいてゲボ出そうになりました。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

体力や活気にあふれる20代30代に老後のためにと節制するのと旅行や体験のためにお金を使うのとどちらが幸せか、という問いを考える本。
お金に対する考え方が変わります。いい本でした。

ふつうのLinuxプログラミング 第2版 Linuxの仕組みから学べるgccプログラミングの王道

Linuxコマンドを実装しながら、Linuxの仕組みを学ぶことが出来ます。
Linuxの抽象的概念はクラウドコンピュータなど多くのサービスにも登場しており、基礎って大事だなと改めて思いました。

私生活

娘が1歳3ヶ月になりました。最近は夜泣きも少なくすんなり寝てくれるようになったので夫婦ともに自由時間が増えてきました。大変ありがたいです。
まだ言葉は喋れませんが、ジェスチャーで意思疎通ができるようになった気がしていて、例えばおむつがパンパンになったらおむつを叩いて教えてくれたりします。
在宅ワークになったことで娘と触れ合う時間が増えた気がします。最高です。

こんな感じで来年もよろしくお願いいたします。